久世福商店は、和風な食品を取り扱うお店です。
なぜか、ショッピングモールだけでよく見ると思いませんか。
久世福商店は、その独自の売り方で、儲けています。
儲かる理由について、11月4日のがっちりマンデーで放送されていましたのでご紹介します。

- 久世福商店の商品が売れる出店のワザ
- 久世福商店の商品が売れるバイヤーのワザ
- 久世福商店の年商
スポンサードリンク
1久世福商店の商品が売れる出店のワザ
久世福商店では、
万能だし 1200円
さんまの佃煮 600円
といった和風な食品を取り扱っています。
5年間で72店舗出店中、66店舗がショッピングモールです。
儲かる理由を山田社長に聞くと・・・
ショッピングセンターに日本の物を取りそろえたお店は意外となかった
と言います。確かに、カルディなど海外の者を取りそろえたお店はありますが、日本の食品を取り扱う店はこれまでなかったかもしれないですね。
日本のちょっといい商品を売る久世福商店。
自社ブランドが数多くありますが、商品をどうやって作っているのでしょうか。
久世福商店では、バイヤーが日本中を回ることでよい商品を見つけてくるのだそうです。
久世福商店が自分たちで作るのではなく、地元メーカーに作ってもらっています。
山田社長は、
地方にいいものがたくさんある。地元メーカーは、どうやって売ったらいいか分からない。
久世福商店ではちょっとグレードアップし、おいしく、見栄えよくしている。
と話していました。
久世福商店の作戦は、
ものはいいのに、売り方がいまいちな商品をブレイクさせる
というものなんですね!
例えば、「屋久島の鯖スモーク」は、
「さば」が目立っていたのですが、主婦の好きな「スモーク」を目立たせました。
さらに「さば節屋の」とネーミングをしさりげなく老舗感を出し、5万パックを達成しました。

2久世福商店の商品が売れるバイヤーのワザ
続いて、商品開発のカギを握るバイヤーのワザについて知っていきましょう。
久世福商店には、6人のバイヤーがいます。
今回は、バイヤー池田倫司さんと、新潟の漬物メーカーとの打合せにがっちりマンデーが取材。
久世福商店の「ねばねば昆布」500円は、野沢菜の漬物です。
ねばねばな食感が人気で累計200万パック以上売り上げています。
今回、新しい味を追加するため、地元メーカーのオフィスで相談しました。
今回追加するのは、神楽なんばんです。
神楽なんばんは、新潟の唐辛子なんですよ。
地元メーカーの小川克彦さんは、唐辛子の配合を
2%、3%、5%と3種類用意し、
バイヤーの池田さんが試食します。
すると、池田さんからは
「唐辛子の比率を、一番多い5%よりも信じられないくらい多くしてみましょう」
と提案があり、10%にするよう提案。
地元メーカー担当者からは、
「今年の作付けが終わって収穫が済んでおり、確保できているのは500Kgのみ。
含有量を増やすと半分しか出荷できません。」
と相談がありました。
すると池田さんは、
「全国のみなさまにおいしいものを届けたい。数量限定で販売しましょう」
と話しました。
数量が少ないデメリットを逆手にとって、数量限定で販売するという戦略、大したものですね。
グイグイと口出しする池田さんのことが気になったスタッフが、
地元メーカーの担当者に「むかつかないですか?」と尋ねました。
すると、地元メーカー担当者は、
「当初は売り上げが小さくて大変だったが、今は販売量が10倍になった。なんでも言ってください」とにっこり。
スポンサードリンク
3久世福商店の年商
ショッピングモールに集中出店することや、バイヤーの商品開発のワザにより、
久世福商店の年商は47億円だそうです。
いかがでしたか?
私はパーティーのビンゴの景品で久世福商店の柿の種をもらったことがあり、
「おしゃれな和食ものが売っているなぁ」というイメージしかありませんでしたが
がっつり儲けていることを知り、またお店に行ってみたくなりました。
すごい勢いでショッピングモールに増えている「ペテモ」というお店についても記事にしています。
よかったらご覧くださいね!

通販でねばねば昆布を楽しみたい方向けの記事を見つけました^^